第四紀

人類が進化し、地球環境が大きく変化した、約258万年前から現在まで続く地質時代を何というか?
カテゴリ:
重要度

第四紀 (だいよんき)

約258万年前〜現在

【概説】
地質時代における新生代の最新の区分であり、約258万年前から現在に至る時代。地球規模の激しい気候変動と人類の出現・発展を特徴とし、日本列島の形成や日本祖先の人類の定住に決定的な影響を与えた時期である。

更新世と完新世の区分

第四紀は、約258万年前から約1万1700年前までの更新世(洪積世)と、それ以降から現在に至る完新世(沖積世)の2つに大きく区分される。更新世は、寒冷な「氷期」と比較的温暖な「間氷期」が交互に訪れた、いわゆる氷河時代である。一方、完新世は最後の氷期が終わり、気候が温暖化して現在に近い環境が整った時代である。この地質学上の区分は、日本史における旧石器時代から縄文時代への移行期にほぼ対応しており、人類の生活様式の劇的な変化を促す契機となった。

日本列島の形成と人類の渡来

第四紀の気候変動、特に氷期における世界的な海水面の低下は、日本列島の地理的環境を大きく変貌させた。最も寒冷化した時期には、海水面が現在よりも100メートル以上も低下し、日本列島はアジア東部の大陸と陸続き、あるいはきわめて近接した状態になった。この時期に、北方からはマンモス、南方からはナウマンゾウやオオツノジカなどの大型哺乳類が移動し、それらを追ってアジア大陸から旧石器時代の人類が日本列島へと渡来した。その後、完新世の到来にともなう温暖化(縄文海進)によって海水面が上昇し、日本は大陸から切り離されて島国となり、豊かな森林と海産資源に恵まれた縄文文化が育まれることとなった。

日本列島の自然史 (国立科学博物館叢書 4)

日本列島が辿った数億年の地質学的変遷を、化石や岩石の証拠から紐解く壮大な自然史の全貌を網羅した一冊。

第四紀学

人類の時代である第四紀の気候変動や環境変化を多角的に解説し、現在と未来を考えるための基礎知識を説く書。

最終更新:2026年7月27日 @ 18:50

日本史一問一答(ランダム)

Q. ベルリンの壁崩壊の翌年である1990年10月、分断されていた西ドイツと東ドイツが西側主導で一つに統合された出来事を何というか?
Q. 推古天皇の時代を中心に、聖徳太子や蘇我氏が推進し、中国の南北朝時代などの影響を受けて花開いた日本で最初の仏教文化を何というか?
Q. 満州事変が発生した当時の内閣で、事態の不拡大方針を声明したものの軍の独走を止められず、内部分裂で総辞職した内閣は誰の内閣か?