朝鮮駐剳軍

韓国併合後、朝鮮半島の治安維持や防衛のために常駐し、朝鮮総督の指揮下に入った日本の陸軍部隊を何というか?
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朝鮮駐剳軍 (ちょうせんちゅうさつぐん)

1904年〜1918年

【概説】
韓国併合後の朝鮮半島において、治安維持や抗日運動の弾圧を担った大日本帝国陸軍の部隊。初代朝鮮総督である寺内正毅らの指揮下で、植民地支配初期の強圧的な「武断政治」を軍事的に支える中核となった。

日露戦争から韓国併合にいたる軍事展開

朝鮮駐剳軍の起源は、1904年の日露戦争開戦直後に編成された「韓国派遣隊」(のちに韓国駐剳軍に改編)にさかのぼる。日本はロシアとの戦争を有利に進めるため、大韓帝国の領土を軍事的に占領し、さらに日韓議定書などの条約を強制して軍事拠点を確保した。この時期の駐剳軍の主な任務は、対露作戦の支援のみならず、植民地化に抵抗して朝鮮各地で沸き起こった広範な抗日武装闘争(義兵闘争)の鎮圧であった。1910年の韓国併合によって大韓帝国が滅亡すると、韓国駐剳軍は「朝鮮駐剳軍」へと改称され、正式に日本の植民地となった朝鮮を支配するための軍事組織として再編された。

武断政治における役割と「朝鮮軍」への改編

韓国併合後に設置された朝鮮総督府において、朝鮮駐剳軍司令官は朝鮮総督の指揮を受けることとされた(ただし、軍事行動に関しては天皇直隷)。初代総督となった陸軍大将の寺内正毅は、この軍事力を背景に、言論・結社の自由を奪い、抵抗勢力を容赦なく弾圧する武断政治を展開した。特に朝鮮駐剳軍は、軍事警察である憲兵が一般の治安維持を行う憲兵警察制度と一体化し、朝鮮民衆の日常生活にまで厳しい監視の目を光らせた。その後、1918年の軍制改革にともない、駐剳(一時的な滞在)という名目から常設の「朝鮮軍」へと改編され、1945年の敗戦にいたるまで、日本による朝鮮支配の軍事的支柱として機能し続けた。

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最終更新:2026年6月17日 @ 23:49

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